このページはUPSの制御ケーブルを自作する一般的な手順の参考のために残しているメモで、当該UPSはかなり古い機種です。YUMIC-SNA003Aも参照。
(…という注釈をつけてから更に大分経ってしまったが、UPSの制御がまだRS-232Cだった時代のお話。)
ピンアサインと信号
マニュアルによるとこんな感じになっている。
- 8 BL(バッテリ電圧低下予告)
- 6 BU(バッテリ運転信号)
- 2,4 COMMON
- 3 BS(UPS シャットダウン +)
- 7 BS(UPS シャットダウン -)
信号については次のようになっている。
- BU…バッテリ運転時ブレーク
- BL…バッテリ電圧低下予告時メーク
- BS…12V 30ms 以上
この種のオープンコレクタとか無電圧接点とか呼ばれる(MUK0511-E の場合マニュアルにリレーのような記号があるので本来の意味でのオープンコレクタではないような気もするが)インタフェイスを持っている UPS は多数存在するようで、以下のサイトではオムロンの UPS で同じようなことをやっている。
いわゆる WindowsNT 用の場合
オムロンと同じように適当に結線してみる。
- BU→CTS
- BL→DCD
- BS←DTR
あとは 2,4,7 を全て TxD と接続し、RTS と BU/BL 間を適当な抵抗をはさんで接続する。多分 UNIX 系 OS だと 2,4,7 は GND に接続することになる気がする(genpowerd とかの場合?)。結果このようなケーブルになる。どういうわけか抵抗は 10kΩ にした。
(1) DCD ---+---------- BL (8)
R
(7) RTS ---+
R
(8) CTS ---+---------- BU (6)
(3) TxD ----------+--- COMMON (2,4)
|
+--- BS- (7)
(4) DTR -------------- BS+ (3)
Windows での設定
[コントロールパネル]→[電源オプション]→[UPS]タブの[詳細]→[選択]から、製造元[一般]→モデル[カスタム]を選んで、[次へ >]で
- 電源障害/バッテリ駆動 正
- バッテリの低下 負
- UPS のシャットダウン 正
とする。
(2007.11.17)