何の話?
BSアンテナは、LNB(アンテナのマイクみたいな部分)が電源を必要とするため+15Vをテレビやチューナから供給しなければならない。
共聴システムの場合
マンションに共同アンテナがあるなどの場合、LNB電源は全てオフにする。停電の際は覚悟しなければならない。
自前のアンテナの場合
1端子電流通過の分配器の説明にしばしば電流通過端子に接続する機器はLNB電源をオンにし、その他の端子に接続する機器はオフにする、という説明が出てくる。しかしこれは罠で、最近の機器はなんらかの理由(おそらく省電力)で常時供給ができない。
RD-XD71
本機は、BS・110度CSアンテナへ電源を常時供給することができません
DMR-XW31
テレビ側のアンテナ電源の設定も「入(オン)」 にしてください
1台のレコに1台のテレビしかないならともかく、何台ものBS/CS機器があって分配器で分配する場合は期待した動作をさせることができないので、全端子電流通過の分配器を使用し、全ての機器のLNB電源供給をオンにするのが正しいらしい。
あるいは古い機器(BSアナログチューナ搭載のビデオデッキなど)やブースターの電源部を接続し、電源供給をさせるという手もある。というかこちらが本来の方法の気がする。
近頃の?建売の場合
場合によっては戸建でも共聴の場合があるので、それは多分共聴システムの場合参照として…。
建売で全室にアンテナ端子がある場合、どこかに分配器がある。分配器が全端子電流通過タイプか1端子のみ電流通過タイプかによって異なる。1端子のみの場 合、その端子がつながっている部屋で給電されていないと他の部屋でも見られなくなるので、ここに前述の何か給電するものを接続する必要がある。給電端子は赤で色分けしてある場合もあるが、どの端子がどの部屋に配線されているか不明でも、ブースターが正しく給電できる(LEDが点灯するなど)のがその端子がつながっている部屋になる。
BS/CSを見るテレビを置く部屋が1部屋しかないのに、給電端子が別の部屋で不便な場合は、分配器の側で配線を入れ替えて対応できる可能性がある。
(2009.05.06- 2012.08.06)