CLASSIC PRO AM02の話

2022.03.29 – 2023.12.03

AM03などとともに昨夏(2021年夏)「配信向けUSBコンパクトミキサー」という位置づけでリリースされたものの、AM03程に需要がないらしく情報も見当たらず、まあそりゃマイク2本つなげる需要よりもライン入力やBluetooth接続による入力ができるAM03の方が需要あるよなーと思いながら、でも私はマイク2本つなげるクソ安いUSB対応ミキサを探していたので、5000円を切る価格(2022.05.03追記:私が買った直後に値上げされ、5000円台になってしまった)とあれば試してみざるを得ないと思い。

以下ブロックダイアグラムがあれば(あるいは私がかければ)ごちゃごちゃ書かなくて済むんだけど、ないものはないので。

まずUSB入力(PCからの入力)がチャンネル数のカウントに入っておらず、いじれない入力はカウントに入れないのが界隈の流儀な気はするけど要は2-TRACK(TAPE)INみたいな感じになる。

それとそもそもUSB出力(PCへの入力)はMAIN MIXとイコールである、と書いてあればいいのにと思ったけど(書いてない以上はそれ以外の可能性がない気もするけど)、あとは大体予想通りという感じ。CH2にゲインのノブがない(HIGH/LOWしか選べない)のは極端だなと思ってたけどマイクならHIGHでよいので、そんなに細かいことを気にしない会議的な配信ならよいかなという感じ。

CH1,2ともに絞ってUSB INをPHONESにしてPCから音を再生すると、PHONESにつないだヘッドフォンに聴力検査みたいに微妙なノイズが乗る(1kHz付近と若干2kHz付近)。MAIN OUTでも同様だが、まあスピーカーに接続すればほぼわからないというか、せいぜい無音でなければ気にならないレベルというか、そんなに品質を求める用途じゃないと思うので。

ハイブリッド会議みたいな場面を想定するとUSB入力(他会場音声)は会場音響から出力されないといけないと思うけど、USB INをMAINにするとループバックする(USB INをPHONESにするとループバックが切れる。念のため)。ZoomならUSB INがMAINでもノイキャンが働いて事実上問題が起きないけど、USB INをPHONESにしてPHONESから会場音響につないだ方が、なんか間違ってるとは思うが精神衛生上はいい(USB INがPHONESなら当然マイク入力のみがUSB出力(PCへの入力)となる)。欲を言えばUSB出力がMAIN MIXとイコールなのかPHONESとイコールなのかが選べればよかった気はする。

ところが購入後、製品紹介に殊更に「※ループバックについて非対応となります。」という注意書きが追記され、以下の表も追記されたが、何度確認しても勘違いとは思えず、赤枠部分が間違っているとしか考えられない(上述の通りCH1 + CH2 + USBだと理解している)。実は購入前にこの件を問い合わせていたが同様の回答があり、その後にわざわざ追記されたこの表が単に間違っているというわけでもなかろうし、ずっと謎になっている。

ともあれ、個人的にはミキサでなくオーディオインターフェイスだけどSteinberg UR22mkIIがこの種の用途に最適と思っているのだけど、半導体不足の影響かAmazonで同機種は昨年の2倍くらいの値段で売られており、下手するとYAMAHAのUSBミキサMG10XUより高く、しかし出先で会場を借りてやるみたいな場面を想定すると運搬という手間があるから大は小を兼ねるとも言えないわけで、公称430gでUSBバスパワーで使えるAM02はニッチだとは思うけどそういう限られた場面なら全然ありかなーという感じはする。

あと私は多分使うことないけどファンタム電源が公称22Vだけど、TASCAM TM-90BM(9-52V対応)が動くのは当然として、MXL V67G(48V±5V?)やBEHRINGER C-1(36-48V?)も動くことは動いた。まあ大抵48Vなので、そこから大きく外れる電圧に対応できるか検証して品質を保証したり公称したりする方が面倒だと思うし、そんなもんだろうとは思うけど、自己責任でという感じ。
なおTO CH1のマイク用ミニジャックはプラグインパワーの(要はPC向けとしてありがちな)マイクが使えるわけでもなく、単にCH1のコンボジャックと同一らしく、ミニジャック⇔XLRメスのケーブルでマイクを接続すると動くが、なんでわざわざあるのかいまいちよくわからない。