調べるのは大事だと思った近頃の話

2021.10.03

実は1年前くらいまでφ3.5mmの4極(TRRS)ジャックの存在をよく知らず、しかも手元のデスクトップPC(HP)は前面のジャックに何かを挿すとメニューが出てきてマイク入力やライン出力から接続した機器を選ぶようになっていた一方、挿してもそういうメニューの出ないノートPCにプラグインパワーマイクを挿すとマイクとして動作せず、ヘッドホン専用ジャックであるかのような動作をするところから調べて、4極ジャックをヘッドホンとマイクに分配するYケーブルが存在することを知ったんだけど、あれもきっかけがなかったらずっと知らないままだったかもなーと。
ともあれその分配ケーブルを買ってマイク側にプラグインパワーマイクを接続すると(当たり前だが)動作して目的を達したのでしばらく忘れていたが、よく考えるとPC接続用に売られているプラグインパワーマイクは大抵3極であり、ヘッドホンはステレオだからLEFT/RIGHT/GNDの3極であり、GNDを共有しても5極でないと変なのでは?と思い始めたのだけど、iPhoneをはじめとしてPCでも標準的ピンアサインとされつつあるCTIAの場合、TIP(先端)からSLEEVE(根元)の順にLEFT/RIGHT/GND/MICであると説明されており、マイクは2極しかない。もう1つの極はどこに行ったのか、どういう結線になっているのか気になってテスタを当ててみると、マイク端子のTIPとRING(真ん中)はショートしていて、つまりTIP+RING/SLEEVEの2極構成になっていた。探すとそういう構造になっているPC用マイクが多いというような説明も確かに見つかり、挿せば動くから気にする人もいないのかも知れないけども…。
あと改めて調べると一部のスマホなどはTRRSジャックにイヤホン(TRS)を挿すとマイクの2端子がショートするのでマイクが接続されていない扱い(内蔵マイク有効のまま)となり、イヤホンマイク(TRRS)を挿すと同2端子がショートしないのでマイクが接続されている扱い(内蔵マイクが無効となりイヤホンマイクが有効)となるようで、うまい具合に考えられてるなーというか、調べるのは大事だと思った話。

ちなみにマイク関係で別件だけど2件前の記事でBehrigner UM2の話を書いてたけど結局あの後に購入し、他にも色々試したくて買ったけど、UM2が使い勝手の面でも質の面でもいちばんよかった気がする。DAW向けではないと思うけど私はそういうことがしたいわけではないし。ただ検索すると「5000円以下で手に入る」とか紹介されているサイトがあるが昨今そんな値段では入手できないか、あるいはそもそも在庫がなく、昨年(2020年)発売で同じようなポジションの製品であるM-AUDIO M-TRACK SOLOも度々在庫なし・入荷未定になっていて、コロナ禍の需要増と半導体不足のせいかなとは思うけど、なかなかコスパ高いと言い切れないのが微妙なところ。5000円だったら間違いないんだけど。