モバイルバッテリに関するメモ

携帯の外部バッテリを使うようになったきっかけは、コミケでバッテリが持たないことに端を発しているので、多分C66(2004年)の頃の話ではないかと思う。当時からコンビニにバッテリパックは売ってあったが、ケーブルがなく直結するタイプが主で、端末によっては構造上干渉して充電中に通話操作ができなかったりした。このため100均で売ってあったUSB充電ケーブルと組み合わせて延長し、外部電源はベルトに固定したり鞄に入れておくというアイデアが提 唱された。 一般的に輻輳する状況でバッテリの持ちは悪くなる傾向にある上、当時使っていたA5502Kはそもそもバッテリの持ちがかなり悪かった。また重大な問題はこの種のバッテリには主に単3電池が使われていて、電池そのものの消耗が早いことだった。そこで単2を直結するバッテリパックを自作した。これは特に旅行中に途中で充電できないときに大変便利だった。

その後、USB給電で動く機器が増えたこともあってか、UPSで有名なAPCがなぜか携帯用バッテリを作った。当時はまだ類似品をほとんど見かけなかった。

ちなみにこれは携帯も充電できたが、主にりなざうを充電するために使っていた。りなざうでAIR-EDGEをつなぎっぱなしにするとぎりぎり朝から晩まで持つくらいで、バッテリが劣化してくると外部バッテリが必要になった。

2009年前後からスマートフォン全盛になり、スマートフォン自身の消費電力が大きくバッテリの持ちが悪いのでますます携帯用バッテリの種類が増え、価格も安くなった。使い捨てもしくはアルカリ乾電池が主だったのが充電式になり、最初に見かけるようになったのPanasonicのもので、色違いのeneloopがあるのでOEMみたいなものだと思う(たぶんSANYOの吸収前)。前後してiPadが流行したこともあってか、ルックイーストの製品(POWER PONDなど)をはじめ10,000mAhを超える製品が出回るようになった。2012年頃からcheeroのバッテリが安価に出回るようになり、今のところそれがメインになっている(左がPortable Power Bank(10,000mAh)、右がPower Grip(5,200mAh))。