GL06P

通信費を縮減していく方向に背く気もしたけど、いろいろ考えた末に一部軌道修正することにして購入。発売日が2月28日で、キャッシュバック条件に関連してそういうことも含めて月末に発売しているとしたら凄い経営戦略だなと思わなくもないけど、ともかくS21HT以来の発売日購入。2年縛りで本体割賦は割引相殺されるので月額3,880円のみ。

Pocket WiFi LTE初代のGL01Pが出たときだったか某蒲田店は店舗内がLTE圏外で、3歩歩いて公道に出るとLTEが受信できるが、いったん3Gにフォールバックすると電源入れ直さないとLTEで接続されないとかいういかにも見切り発車端末だったが(その後ファームウェア対応がなされたのかは知らない)、さすがにそういうことはなくなっているっぽく、またLTEエリアは圧倒的に広がっているようだった。またGL06Pは「大容量バッテリー搭載のコンパクトなモバイルWi-Fiルーター」と宣伝文句にあるが、確かに上から見ると名刺サイズでコンパクトだけど厚みは19.9mmもあり、重さはなんと150gもある(実測で141gあり、そのうちバッテリが72gだった)。しかしバッテリ持ち歩き必須の昨今で本体が多少重かろうとも大容量バッテリを搭載しているのは正解の気はする。ポケファイだからポケットに入れておこうという人はちょっと重いかも。

「LTEが12時間使える」に関しては、P-01D/INFOBAR A01/iPad miniをWLAN接続した状態で、決して通信量は多くないけど12時間を遥かに越えて使えそうな感じ。どんどん通信すればバッテリは消耗するだろうけど、とりあえず実用上不便がない。

速度は前のPocket WiFi LTEで言われていたのと同じく(これは局側の問題であって端末側の問題じゃないと思うが)あまり出ないようだけど、都区内で移動すると下り1.5Mbps~10Mbpsくらいの幅。最頻値は3~5Mbpsくらいで、別に困りはしないがこれでLTEなのかなという気はする。ただ飽くまでWLAN接続しているスマホで計測した値なので、PCをUSB接続する場合はもっとよかったりするかも知れない。

というかe-mobile LTE版のiPad miniが出れば個人的にはパーフェクトだったんだけども。

(2013.10.04追記)その後の状況について。

  • 半年経ったがまだバッテリが劣化した印象はない。
  • 地下鉄など電波が途切れたり悪い区間を通過して3Gに落ちた後、ピクトグラムは3Gだが実質的に圏外状態となり、しばらく通信できないことがある。よくわからないが大抵電源のオフ・オンで復旧する。
  • 熱いとまでは言わないものの、それなりに熱を持つ。
  • 3月頃よりは速度が上がったような印象がある。地域によるのかも知れないが、SBMとのローミングで却って下がるかと思っていたけど…。最頻値が7Mbpsくらい?

(2015.02.03追記)更にその後について。

契約から2年経過し、使用状況を振り返ると平均で4GB程度、最大で月7GB余りらしく、いわゆるクーポン(速度制限のない通信量)つきMVNO SIMの月額と比べて検討した結果、IIJmioの高速モバイル/D ファミリーシェアプランがコストパフォーマンスがよく、こちらに乗り換えることにした(GL06PはSIMフリーなので。なお既にe-mobileはY!mobileになっているが、同社はSBMローミング機種もあって対応周波数帯がわかりづらいので便宜的にe-mobile表記のままで)。

  • GL06PはLTEはBand 3(いわゆる1.7GHz帯)のみ対応であり、Band 1(いわゆる2.1GHz帯)はW-CDMA対応なので、LTEは東名阪(の一部地域)でしか使用できず、他地域ではBand 1のW-CDMA(要はFOMA)のみとなるため、docomoのカバーエリアと比べて劣る可能性が大きい(が、そんなに外出しないしスマホは別にあるし…)。
  • 上述の条件から、都区内でも電車などで移動すると元のe-mobile回線と比べて3G(W-CDMA)に落ちやすい。通信が途切れるか再起動するとLTEに戻るみたい。
  • LTE圏内の場合でも、速度のばらつきが大きい(1~10Mbps程度)。時間帯によるのかも。

(2013.03.03 – 2015.02.03)