050 plus

NTTコミュニケーションズの050 IP電話サービス。気づいたらスマホアプリになっていた(最初はこういうものじゃなかった記憶が…)。ISPなどに依存しない050番号を取得してスマートフォンなどで使える。基本料金は月額315円で、通話料金は一般的な050 IP電話に類似し、提携先は無料、固定電話宛8.4円/3分、携帯宛16.8円/分。このAndroidアプリの評価が低い(2012年11月現在平均★3.0個、最頻値★1個)ことは前から知っていたが、それでも一度は使ってみないとなーと思い、例のP-01Dを餌食にして実験することにした。

それで感想を書き留めておこうと思ったけど、至って普通に使えるので特にコメントすることもなく。SkypeIn/SkypeOutと違って発信番号は普通に通知にされる。Google Playの評価を見る限り、端末によって当たり外れがあるんじゃないかと思う。音声の遅延は若干大きい気がするが、音声が途切れるとか聞き取れないということはなさそうで、DTI SIMの100kbps制限でも問題なさそう(INS64でさえ音声64kbpsだし…)。なおb-mobile SIMはプロトコル制限があるはずなのでどうなるか不明。

契約関係。支払いはクレジットカードのみらしく、契約確認のためにセンターから携帯電話に自動発信してくるようになっているため、携帯電話(番号)が必要。アプリを終了すれば着信しないので捨て番にするにはいいかも知れないが、それってどんな用途なんだろう。固定電話から050 plusへかける場合は携帯宛よりも安い場合が多いと思うけど(NTT東西からは11.34円/3分)、ボイスワープと組み合わせて使うならアリか。050 plusへかけると相手方には「050plusへおつなぎします」という音声が流れる。特に困らないけど特に役にも立たない。

SkypeIn番号と比べると、Android端末でSkypeを立ち上げっぱなしにするとやたらバッテリ消費するのに対し、050 plusアプリはあまり差がない印象も。また、もしかしたら設定を見落としているのかも知れないけど、端末を再起動した場合にこのアプリが自動的に起動したりしない。

結局いくら通話料が安いと言われても、契約に別途携帯が必要だし携帯の無料通話枠との兼ね合いでメリットが非常に限られてしまう。私の場合はauとe-mobileが圏外でもdocomo 3Gが生きていれば通話できる、というメリットはありそうだけど。海外旅行すればまた別かも知れないけど、しないので…

(2012.11.08 – 2012.12.19)