Windowsの動作が遅いときに試すことのメモ

今更2000/Me以前は論外として、ちょっと古いPCの場合の話…

  • XP初期(おおよそSP2リリース以前に出荷され、後からSP3を当てたもの)は、今となってはメモリが圧倒的に不足しているケースが多いので、取り急ぎ1GB程度に増設してみる。ただし増設できないケースもある。
    • 割と安価で増設用のメモリが売ってある。PCの型番で検索すれば対応するメモリの種類がわかる。
    • スペックを超えた容量を増設しても動作することもあるらしい(発売当時は例えば1枚1GBのメモリが商品として存在しないなどの理由で、最大容量が512MB×2=1GBになっているが1GB×2枚を挿すとちゃんと2GBとして動作する、など)。
  • メーカ製PCはプリインストールされた常駐ソフトがリソースを占有していることがあるので、アンインストールする。
    • 使っていないソフトはアンインストールすべき。
  • 古いノートPCなどハードディスク残容量が少ない場合、ハイバネーション(休止状態)を利用しないなら休止状態を無効にした後、通例C:\直下にあるhiberfil.sysを削除する(無効にしたからといって勝手には消えないらしい)。
  • ページファイルpagefile.sysの作成場所を余裕のあるドライブに変更する。特にノートPCの場合、C:\の容量が小さくD:\がガラ空きの場合がある。
    • XPでメモリを2GBを超えて積んでいるなど、不足に陥らない自信のある人はページファイルを作成しないようにするとかなり速度が上がる。
  • 逆にハードディスクの空きが十分あるのに「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」にチェックが入っていると、アクセスの度に伸長&圧縮するのでリソースを無駄に消費する。この場合は圧縮を解除する。
  • 接続されたデバイスが多いと起動が遅くなる傾向がある。普段使わないデバイスは外してみる。
  • アンチウイルスソフトが動作すると非常に遅くなることがある。フルスキャンは時々した方がよいので、使わない時間帯などスケジュールを検討してみる。
  • dumprep.exeを無効にする(意味がわからない人は無効にしてもあまり問題ない)。
    •  システムのプロパティ→詳細設定→起動と回復→設定でデバッグ情報の書き込みを「(なし)」にする。

(2012.03.29 – 2012.08.06)