結局のところATR2100x-USBが安牌という話

コロナ禍でいきなりオンライン会議とかやり始めてから6年が経過し、今更新たにマイクを買おうと思う話も聞かないんだけど、以前に「せめて何とかしてくれ」というレベルで2022年に書き留めておいたSAMSON Go Micはその後めちゃくちゃに値上がりして最近(2026年7月)は9,000円台と当時の倍くらいになっていたりして、今でもコンパクトなことはメリットだけども値段に見合うかと言われると…という感じがしている。

じゃあ今ならこれという機種は何であるか考えると、万人向けという点ではある程度(机から床に落としても壊れない程度)の堅牢性が必要だと思っていて、そうするとやっぱダイナミックマイクが安全ということになり、なおかつこれからマイクを検討する人がマイクを接続できるオーディオインターフェイスだけ既に持っているとは考え難いので、USBマイクとなると結局安牌なのはAudio-Technica ATR2100x-USBになる(USB接続のダイナミックマイクはそもそも選択肢が少ない)。1万円前後で入手でき、入力が人の声である(楽器とかに使わない)前提であれば音質で気になることはあまりないし、これで不満が出るようなら自分で探して研究した方がいいと思う。

また、別の観点でそもそもコンデンサーマイクは感度が高く、普通の家のような場所では環境音を拾い過ぎる傾向にあるので、声だけ拾えればいい使途ではダイナミックマイクの方が便利だとも思っている。

ともあれ同機種はケーブル(USB-C⇔USB-A、USB-C⇔USB-Cおよびおまけ程度のキャノンケーブル)とおまけ程度のマイクスタンドもついていて、他に何か買わなくても取り敢えず使える。配信者みたいにマイクアームをつけたければ別途つければいいが、初めてのマイクという意味では取り敢えず使える状態のセットになっていた方が勧めやすい。

同機種はヘッドホン出力があり、ダイレクトモニタ(要はマイク入力の音の返し)の音量が調整でき、必要なければオフにもできる。家でスピーカーから音を出している人にはそこまで関係ないが、特にカナル型イヤホンや密閉型ヘッドホンを使っている人は当然自分の声が聞こえづらくなるからダイレクトモニタはあった方が便利だし、ダイレクトモニタ単独の音量調整(PCへの入力レベルとは独立という意味)ができた方が便利であり、そこら辺の機能はちゃんとある。余計な話だがこの機能はハイブリッド(オンライン)会議に必要な機材の話で記したように話す人が1人しかいないハイブリッド会議にも活用できる。

なお、私自身はこれを書いている時点でマイクにMXL 606、マイクプリにdbx 286s、オーディオインターフェイス(兼ミキサ)にSoundCraft Notepad-5を使っているが音質について何か評価されることはなく、大体606はボーカル用じゃないんだけど、いずれにしてもこだわったところで自己満足以外の意味はないので一般用途ではATR2100x-USBで必要十分だと思っている。もっともゲームのVCで叫んだりする人はコンプくらいはあった方がいいと思うし、そういう使い方をしたいならまた別の選択肢があるとは思うけど。

ちなみにATR2100x-USBの問題点はこれを書いている現在も公式オンラインストアで在庫なしになっているし、Amazonでも在庫があったりなかったりサウンドハウスでも納期が約3週間になっていたり、欲しいときに手に入らないタイミングが度々あることではある。

(2026.07.27)


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: